2019/09/13
インジェクター清掃 茨城県日立市オートバイ修理 澤畑モータース
50ccスークーターのフューエルインジェクション(FI)化が進んでだいぶ経ちました。
当初は長期間の放置によりキャブレター内のガソリンが劣化して、エンジンの始動ができなくなることは少なくなったのですが、ガソリンをエンジンに吹き込む「キャブレター」に置き換えられた、燃料ポンプや燃料噴射用のインジェクター、センサー類の故障によるエンジン不調や始動困難などが出てきました。
今回の修理は長期間放置によりエンジンがかからなくなってしまったFIスクーターです。
長期間の放置や過走行距離によるエンジン始動困難の原因はたいがいが燃料ポンプに原因があるのですが、こちらは燃料ポンプは正常で既定の燃料圧力もかかっていますのであとは「インジェクター」となります。
「インジェクターは」小さな部品ですが、コンピューターにプログラミングされた信号を受けてエンジン内にガソリンを吹き込むため、小さな部品の内部に稼動する部分が組み込まれています。
まずはインジェクターを取り外して内部のつまりを取るためキャブレタークリーナーとかインジェクションクリーナーなどと言われる薬剤に一晩ほどつけておきます。
その後内部の可動部分まで清掃するために、薬剤を入れた容器とインジェクターをパイプでつなぎ、インジェクターに配線をつないで動くようにします。
動画のようにセッティングをして、インジェクターから薬剤を噴出させることを何度か繰り返して内部の清掃をします。
この後、元通りに部品を組み付けてエンジンが正常に作動してバイクが走れることを確認します。
ただこの「インジェクター」、部品代は5,000円程度のものなので後々故障するかもしれない心配をするのであれば交換してしまったほうがいいと思います。